日本
北海道標津郡中標津町俣落
車内で死亡の親子4人 一酸化炭素中毒か
2013年3月3日 12時29分
現場は2メートルの雪
雪に埋もれた車で4人が死亡した現場で救助活動にあたった中標津消防署管理課の高橋義昭主幹は「ここ数年ないような猛吹雪で、除雪車に先導してもらってようやく現場にたどり着いた。現場に着くと車は高さ2メートルほどの雪に埋もれた状態で、10分ほどかけてスコップで雪を払って車を掘り出した。35年間、消防の仕事をしているが、車が雪に埋まるような現場は初めてだった」と話していました。
北極海温暖化で日本は厳冬に 海洋機構 氷減少、寒波招く(2013/01/07 06:55)
地球温暖化で北極海を覆う氷が減少すると、日本の冬は寒くなる―。そんな意外な気候変動の仕組みが、独立行政法人・海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の研究で分かった。北極海の氷の面積は昨年、過去最小を記録。これが今冬の全国的な寒波や、道内の大雪に影響している可能性が高いという。研究者は「地球温暖化が改善されているわけでなく、北極海の氷の状況を注意深く見守っていく必要がある」と警鐘を鳴らしている。
同機構・寒冷圏気候研究チームの猪上淳リーダー(38)=国立極地研究所准教授、函館出身=と堀正岳Masatake Hori研究員(39)らのチームは、北極海の一部でノルウェー北部にあるバレンツ海に着目。同海では、温暖化の影響で2000年ごろを境に冬季に結氷する面積の減少が目立ち始め、以前は毎年12月の平均で海域の50〜60%が氷に覆われていたが、同年以降は大半の年で30〜50%に減少している。
研究チームが同海で結氷面積と周囲の気圧配置を調べたところ、通常はシベリア沿岸部を東に移動する低気圧が、氷が少ない年ほど北極点に近い北寄りのルートを進む傾向にあることを発見。氷がなくなったことで地表付近の気温が変化した影響とみられ、その結果、シベリア高気圧が北極域まで張り出して、より強い寒気を南へと押し出していることを確認した。<北海道新聞1月7日朝刊掲載>
車内で死亡の親子4人 一酸化炭素中毒か
2013年3月3日 12時29分